マーケティング論は人生論だ!

 

こんにちは。コージ・ポッターです

 

前回(マーケティングって難しいの?)の続きをお話しましょう。

 

実のところ、ビジネスとはBtoBからBtoCまで、それこそ多種多様です。

 

ちなみに、BtoBとは、Business to Businessの略称です。B2Bとも表記しますよね。

BtoBでは、モノやサービスを取引する売り手と買い手の双方がビジネスを生業にしています。平たくいえば、企業と企業の取引です。だから、Business to Businessです。

例えば、トヨタさんを筆頭に、日産、ホンダ、マツダ、スバル等と国内にはグローバルで通用する自動車メーカーがいくつもあります。テレビでも頻繁にコマーシャルをされていますかから皆さんもよくご存じですよね。

 

とは言っても、この自動車を一台作るにしても部品点数は軽く一万点を超えるわけですが、これらの部品の大半は自動車メーカーではなく、その傘下や協力企業で製造されています。

このように、マーケットで消費者に販売される大抵の製品や商品は、現在では企業間で分業して製造されています。事業規模が一地方から全国へ、全国規模から世界に広がるににつれて、その方が製品を作るコストが安くなるからですね。

 

一方で、BtoCは、Business to Consumer(コンシューマー:消費者)のことです。

こちらは、会社や企業(売り手)が個人(買い手)に対して商品やサービスを提供する形態です。

売り手は、スーパーや百貨店、大型家電量販店や家具チェーン店など全国規模で展開している有名な企業から、小さな個人商店まで多岐にわたります。業態も様々です。

レストランやラーメン店、居酒屋などの飲食業、商店街に軒を連ねる物品の販売業、そのほかにマッサージや理髪店、ホテルや遊園地などもBtoCに相当します。

 

このように世の中には、私たちの便宜に応じてたくさんのビジネス(商売や取引)があるのですが、経営上の悩みや課題というのは構造的にはどれも似たようなものです。

 

また、私自身の経験ですが、これまで携わったジャンルもBtoBでは自動車産業や電化製品、半導体ビジネス、それに関わる製造装置や素材、成形、金型メーカーなど。BtoCではいくつもの起業家や個人事業主さんのご相談に応じていますが、どのような事業もその本質は同じもの。

 

その目的は「価値」を生み出すことです。

 

また、私の個人的な感覚で恐縮ですが、マーケティングの何たるかを体得した後は、いつの日からか、過去に自分の経験していない事業や商売であっても、相手に少しヒアリングをすると、その問題点や解決策がイメージとして瞬時に浮かんでくるようになりました。

例えば、ある事業の現状やその事業の構造からマーケットでの競争力を推考したり、なぜその商品が売れないのか、どこに問題があって、それをどう対策すれば、収益がどのように改善していくのかといったことです。

 

「そうか!」

 

知らず知らずのうちに、マーケティングの知見は、私にとって課題解決の最良のアイテムになっていました。

登山に例えるなら、どれだけ道に迷おうとも、ここを行けばいいと確信を持たせてくれる、いわば「地図とコンパス」です。

 

マーケティングでは、過去や現在のマーケットの事象について調査や分析を行います。そこで、将来のトレンドをいち早く読み解くことで、マーケットで勝ち残る、あるいは生き残っていくための戦略や戦術を構築するわけです。

 

マーケターが目指すべきこと。それは、あえて「極論」と断りを入れるならば、たった一つだけ。

「将来や未来のビジネスを作ること」。これを目的としています。

 

また、その方策は世の中に二つしかありません。いわゆる「先取り先読み」です。

 

一つは、将来のマーケットを自社で手ずから構築し形成していくのが「先取り」です。

そして、もう一つの「先読み」とは「マーケットの先」を読むこと。

すなわち、市場の先見を養って、そこを見据えた上でいち早くライバルや競争相手に先んじて効果的な事業上の施策を打つことです。ひいてはマーケットで先行者利益を享受することですね。

 

このように「先取り先読み」を可能とするマーケティングが提供する「地図とコンパス」。それには、何か新しいことにチャレンジする、あるいはこれからの長い人生を踏破していくブログの読者の皆さんにとっても普遍的な価値があります。

 

当ブログで今後掲載していく内容は、マーケティングの一般の教科書とは一味違うものになっています。

なぜならブログの中では、マーケットすなわち「社会」にアピールするものは「自分」であり、その目的は「より良く生きるため」だからです。

やりたい仕事を探したり、やりたいことを叶えたり……。

私たちが自分らしく生きていくための『自分探し』という人生論に「マーケティングの方法論」を活用しました。

(続く)